1993年6月、フェリングは不妊治療領域における当社初の製品となる不妊治療薬MENOGON®（menotropin）を発売しました。

フェリングBV社は、当時チェコ共和国最大の製薬会社であったレシヴァ（Léciva）社との合弁事業に参入しました。

1990年代、フェリングは、東欧・西欧、南米、アジア、南アフリカ、そして中東における新たな子会社の設立を加速させました。それにより、平均で年間20%の増収を遂げました。

創始者の末息子であるフレデリック・ポールセンが、フェリング・グループの会長に就任しました。同時に、フェリング・グループの持株会社としてオランダにフェリングBV社が設立されました。

フェリングは、炎症性腸疾患の治療薬としてPENTASA®（メサラジン）を発売しました。これにより、消化器における当社の地位強化につながりました。

MINIRIN®錠は、錠剤化に成功した初のペプチド製剤です。

フレデリック・ポールセン博士が創設者の1人となって設立されたキール・フェリング財団は、設立以来2年に1度、内分泌学の領域における注目すべき研究を対象に、キールのクリスチャン・アルブレヒト大学医学部の科学者2名に対し、20,000ドイツマルクを授与してきました。

フェリングは、欧州、北米、東南アジアにおける子会社設立に着手し始め、世界的な事業展開を開始しました。

出血性食道静脈瘤の治療に用いられるバソプレシンアナログであるGLYPRESSIN®（テルリプレシン）が初めて登録、発売されました。

フェリングは、最初の製造拠点となる施設をスカンジナビア半島にほど近いドイツのキールに設立しました。