潰瘍性大腸炎治療剤「FE999315」の 国内における販売権許諾契約締結のお知らせ
フェリング・ファーマ株式会社(本社:東京都港区、CEO 代表取締役社長:津村 重吾、以下「フェリング」)と持田製薬株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:持田 直幸、以下「持田製薬」)は、フェリングが国内で潰瘍性大腸炎治療剤として製造販売承認申請中の「FE999315」(以下「本剤」)について、国内における販売権の許諾に関する契約を12月1日に締結しましたのでお知らせします。この契約締結により、本剤についてフェリングが製造販売承認を取得した後、持田製薬が流通および販売を行います。
本剤は、局所作用型ステロイドであるブデソニドを有効成分とする経口剤であり、MMX®テクノロジーにより、患部である大腸においてブデソニドを長くかつ広範囲に放出するように設計されています。海外では既に60以上の国または地域で発売されており、国内においても潰瘍性大腸炎治療の新たな選択肢となることが期待されます。
以上
<本件に関するお問い合わせ先>
フェリング・ファーマ株式会社 事業企画室(TEL.03-3596-1203)
持田製薬株式会社 経営企画部広報室(TEL.03-3225-6303)
【フェリング・ファーマ株式会社について】
フェリング・ファーマ株式会社は、スイスのサンプレに本社を置く1950年設立の非上場企業フェリング・ファーマシューティカルズ社の日本法人として2001年に設立されました。フェリング・ファーマシューティカルズは、ペプチド・ホルモン製剤に強みを持つグローバルな研究開発型スペシャリティファーマとして、50年以上にわたり母子向けの治療薬開発を手掛け、受胎から出産までに対応する治療薬ポートフォリオを有し、不妊症と産婦人科、消化器科と泌尿器科における革新的医薬品の創薬・研究開発・販売により、患者さんの生活の質の向上に貢献できるよう活動しております。同社は、日本を含む60カ国近くで事業子会社を所有し、110カ国で製品を販売し、世界各国で約6,500人の従業員を擁しております。
詳細につきましては、フェリング・ファーマウェブサイト(https://www.ferring.co.jp/) をご参照ください。
【持田製薬株式会社について】
持田製薬株式会社は、1913 年の創業以来、独創的な医薬品の研究開発により、特色ある 医薬品を医療の場に提供してまいりました。現在は、循環器、産婦人科、精神科、消化器の 重点 4 領域をはじめ、難治性疾患の治療剤、バイオ後続品を含む後発医薬品など、医療ニーズに 応えた取り組みを行っています。
潰瘍性大腸炎の治療においては、本剤(FE999315)と同じ MMX®テクノロジーを用いた 「リアルダ®錠」や、バイオ後続品「アダリムマブ BS 皮下注「MA」」、体外診断用医薬品 「カルプロテクチン モチダ/POCT モチダ」を提供しております。新たに本剤をラインナップに 加えることにより、潰瘍性大腸炎の軽症から中等症、重症までの治療の選択肢を増やして 患者さんの QOL 向上に貢献するとともに、消化器領域での活動にいっそう注力してまいります。
詳細につきましては、持田製薬株式会社ウェブサイト(https://www.mochida.co.jp/)をご参照ください。