人種格差を減らす
フェリングでは、すべての人が家族を築いていくための支援を受けることができ、女性が出産で命を落とすようなことがあってはならないと考えています。私たちは、治療及びケアにおけるアクセスの格差により、有色人種の女性の方が白人女性より出産にともなうリスクが大きいことを認識しています。例えば、サハラ以南のアフリカと南アジアの女性が全世界の妊産婦死亡の約85%を占めており、また、米国においては黒人女性は出産で死亡する確率が白人女性の3倍となっています。
そのため、当社では黒人コミュニティや先住民コミュニティの家族を持つことを希望する人々を支援し、妊産婦の死亡率や体外受精(IVF)治療へのアクセスにおける人種格差を減らしていくことに尽力しています。こうした問題に対処するには、社会制度、教育、そして医療の提供における構造的な格差をあぶり出す必要があります。これらは非常に大きな課題ではありますが、変革をもたらすには、それぞれの個人や組織・団体が先陣を切っていくことでしか実現できないと、私たちは考えています。
人種の平等に関する研究助成金
フェリングは、生殖医療・周産期領域におけるリーダー企業として、妊産婦の死亡率における人種格差を減らし、黒人コミュニティや先住民コミュニティをはじめとするすべての有色人種コミュニティにおける体外受精(IVF)、妊娠、および出産後アウトカムの改善に貢献することを決意しています。
フェリングでは、人々が健康な家族を築き、より良い生活を送れるよう手助けすることに尽力しています。フェリングのミッションのかなめは、妊娠から出産までのあらゆる過程において、より良いアウトカムを得られるようにすることです。その取り組みの一環として、フェリングでは、生殖医療・周産期領域における人種格差について理解を深め、最終的にそれを解決するソリューションの推進につなげていく新たな助成金プログラムを開始しています。 この生殖医療・周産期領域における人種の平等に対するフェリングのイノベーション助成金プログラム(詳細はフェリング・グローバルホームページをご覧ください)は、基礎研究、トランスレーショナルリサーチ、臨床研究、疫学・予防研究、および社会科学研究におけるプロジェクトに資金を提供していくことを目標としています。
JP-CORP-2200008
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