研究の力を信じて
フェリングは、研究の力を信じ、研究の結果や成果が次の新たな指針になると考えています。フェリングは、サイエンスに対する情熱と好奇心を常にもち、日々の研究に取り組んでいます。
また、フェリングの創薬・研究は、自社での研究開発のみならず、世界中の研究機関やバイオテクノロジー企業、あるいは製薬企業との共同研究によっても行われ、これらの共同研究に対して積極的な投資を行っています。
フェリングは、主に生殖医療・周産期、泌尿器・泌尿器がん、消化器を重点領域とし、この領域における医薬品の開発に注力しています。これらの重点領域における疾患について、より深く理解するための研究を継続して行うとともに、新たな技術を応用し、未だ満たされていない医療ニーズ(アンメット・メディカル・ニーズ)に対する革新的な治療法を開発し提供することを目標としています。
フェリングの研究開発センターは世界12ヵ国にあり(デンマーク、日本、インド、イスラエル、中国、スコットランド、スイスに1ヵ所、米国に3ヵ所など)、デンマークのコペンハーゲンと米国のサンディエゴが創薬研究の主要拠点となります。これらの拠点では、新規化合物の探索や、患者さんのニーズを踏まえた既存製品の改良、あるいは新たな疾患領域の適応追加についても研究しています。
フェリングは、患者さんがより良い生活を送れるよう革新的な治療法を提供することに真剣に向き合い、また、患者さんのニーズに応えるべく、最善を尽くしています。
科学的アプローチ
フェリングは、研究の力を信じ、人々がより良い生活を送るための革新的なソリューションを提供し続けていきたいと考えます。そのために、我々の研究者は常に患者さんのニーズを意識した創薬及び研究開発を展開しています。
フェリングは、重点領域における疾患に対する革新的な医薬品の創薬・開発を進めています。そのために、新たな技術や分野にも目を向けながら、患者さんの生活を改善するための優れたイノベーションに取り組み続けています。
マイクロバイオーム
フェリングは、マイクロバイオームに強い関心を寄せており、重点領域における疾患に対して、マイクロバイオームを応用した新しい治療法を研究しています。マイクロバイオームに関する当社の取り組みの詳細については、こちらをご覧ください。
遺伝子組換えタンパク質とモノクローナル抗体
フェリングは、バイオテクノロジーを活用した医薬品の研究開発に注力しています。
低分子医薬品
フェリングは、パートナー企業と共同で革新的な低分子医薬品の開発を行っています。
ペプチド技術における歴史
フェリングには、ペプチド医薬品に関する豊富な知識と経験があり、これらがフェリングにおける研究開発活動の礎となっています。
当社のペプチド技術とノウハウを用い、ヒトの体内で合成されるペプチドと、当社が有する合成アミノ酸ライブラリー内の化合物を組み合わせることにより、内因性のペプチドやホルモンの好ましくない生理作用や作用持続時間の短さといった点を改良し、「ヒト体内にあるペプチドの効果・安全性の改良」を行っています。
このような組み合わせによって得られる「薬のような」化合物は、体内でつくられるペプチドやホルモンが持つ主な長所(効力、有効性、高い安全性)を維持しながらも、薬力学(受容体・機能選択性)、薬物動態(安定性、クリアランス、半減期、作用持続時間)および製剤特性(溶解性、安定性)の改善が期待されます。
遺伝子組換えタンパク質と生物製剤
フェリングは、遺伝子組換えタンパク質をはじめとする生物製剤など、バイオテクノロジーに由来する医薬品の研究開発にも注力しています。さらに、モノクローナル抗体に関する研究開発への投資も行っています。
革新的な創薬活動
フェリングは、豊富な知識と経験をもとに、情熱と創造力を持って革新的な医薬品を生み出すことに取り組んでいます。
現状に満足することなく、データサイエンスやデジタル技術を取り入れ、常に研究開発においてイノベーションを生み出す努力を続けるとともに、計算生物学、人工知能および機械学習などの技術も創薬研究活動に取り入れています。さらに、新しい技術への投資を積極的かつ継続的に行うことで、新時代のサイエンスを取り入れた革新的な創薬活動を発展させ続けています。また、遺伝子組換えタンパク質分野では、これまでの豊富な知識を基に、新たな医薬品の開発研究を進めています。
剤形と投与方法
医薬品を患者さんに投与する方法は、大きく経口投与と非経口投与に分けられます。また、非経口剤には、注射剤、経直腸剤、経腟剤、経皮剤、経鼻剤などがあります。
患者さんにとって望ましい方法は経口投与ですが、薬の性質によっては経口投与が難しく、非経口的な製剤の形を取らなければならないことがあります。
フェリングでは、経口剤だけでなく非経口剤においても、投与のしやすさや利便性の点で、患者さんにとって最も使いやすい剤形を開発することを基本理念として、剤形開発を行っています。
JP-URONC-2300016
フェリングの研究領域